ORC × Hydrogen

売電だけではない。直流電源として電解装置へ。

なぜ ORC で水素なのか

未利用熱は時間的にも場所的にも分散して存在するため、売電(系統連系)が最適とは限りません。

ORCは低温熱を電力へ変換します。さらに電力を「直流電源」として取り出せると、電解装置へ直接供給でき、「熱エネルギーの回収」→「電力変換」→「化学エネルギー(水素)への転換」という流れが成立します。

目的が売電か、自家消費/DC利用かで最適構成は変わります。PITは、その設計検討(系統連系/DC供給/設備構成)を支援します。

JRET-HG コンセプト

JRET-HG 温泉熱から水素へ(システムフロー図)
熱源温度 80–100℃ 熱源流量 300–500 L/min DC出力 DC300–450V 運用 24時間稼働(ベースロード)

理論上の水素生成量(参考値)

電気分解の必要電力量は方式・効率で変動します(一般に 50~55 kWh/kg-H₂ 程度が実効レンジ)。

約 0.48–0.50 kg/h
25kW連続運転(実効値目安)
約 12 kg/日
24時間運転の目安
約 4 t/年
8000h運転の目安

※実際の生成量は電解効率、負荷率、停止時間、補機電力、冷却条件等により変動します。

水素製造原価の見方(概算の考え方)

未利用熱を活用できる場合、燃料費を抑えられる一方で、原価は主に設備償却・稼働率・保守費・電解効率で決まります。

売電単価との比較ではなく、「現地で使う水素の価値(熱・燃料代替、BCP、運搬コスト削減)」との比較が重要です。具体的な前提(稼働率・電解方式・設備費)に応じて試算表を提示できます。